夏休み終了から1週間、何とか普段の生活に戻っております。1週間のブランクのせいか、時差ボケのせいか、休み明けは2日続けて、地下鉄の改札で会社のIDカードをタッチしていました(勿論、入れません)。溜まった会社メールは300通強。不在中に設定されたミーティング10件。飲み会1件。休み明け早々、体調不良という事態は何としても避けたく、メラトニンさん、ヘパリーゼさん、マクサルトさんといった凡ゆる手段を使って無事に4日間終了。迎えた週末は12hしっかり爆睡。これでようやく本調子に戻れる、かな。
To Tokyo
夢の1週間も遂に終了です。昨夜、アヒ男さんよりも1杯多く飲んだワインが残ってしまい今朝はフラフラ。朝食抜きで電車に乗って何とか復活。空港で会社へのお土産を買っていよいよ出発。帰りもイスタンブール経由です。イスタンブール空港からは地中海が綺麗に見えました。東京行きの飛行機を待つ搭乗ゲートは面白い位に静かです。思えば、イタリアの人たちは何処でもおしゃべりをしていて賑やかでしたが、日本人としてはやっぱりこの静けさにちょっと安心します。9泊10日、自然に囲まれて澄んだ空気と空を楽しんだり、イタリアを横断したり、世界各国の休暇を楽しむ人に混ざって、とても素敵な時間を過ごしました。休暇中、仕事をカバーしてくれた人たちに感謝しつつ、週明けの仕事の山に不安ならずにはいられないのが今の心境。。
Shopping in Milano
最終日(泣)。今日は一日お買い物です。日本から持って来た服では暑いし気乗りせず、と目の前にファストファッション専門店が!先ずはお手軽価格のワンピースと靴を買ってお着替え。すると買い物気分も上がります。洋服は残念ながら「これ!」と思ったものはサイズが無かったり、オフィスで着れる洋服は探すのは難しく買えませんでしたが、代わりに素敵なバッグに出逢えました。地下鉄、レストランに続いて、デパートの中にも犬。これだけ犬と一緒に何でもできると犬を飼う人も通りで多いはずです。もう一つ、ミラノにはフィリピン人がとても多いのです。旅行者なのか地元の人なのかは謎ですが、イタリア語よりはまだ聞き取れるフィリピン語が嬉しかったり。昨夜のモロッコ女性に教えてもらった美味しいジェラート屋さんで今日もアイスを食べ、最後は恒例のスーパー調達。でも今回のスーパーはちょっと小さく流石のアヒ男さんも購入数は少なめでした。いよいよ明日は帰国です。。
↑Duomo前でアヒル写真を撮っているところ、すっかり鳩に囲まれたアヒ男さん。
Milano再び
ヴェネツィアから電車に2時間ちょっと揺られて最終目的地のミラノに戻って来ました。ヴェネツィアの灼熱の太陽から解放されるかな、と思ったのは誤り、ミラノも最高気温31℃、太陽はカンカン照りで十分に暑いっ。ミラノ中央駅ではリボンが付いたヒマワリ一輪を手に彼女の到着を待つ可愛い男性に遭遇し、微笑ましい光景でした。ミラノのホテルでは思いがけないアップグレードに当たり、新館の広いお部屋を使えることに。今回の旅行ではB&B的なホテルが多かったため、このホテルの快適さが余計に嬉しく感じるのでした。夕方から、Duomoを見物し、その後、L.ダビンチの最後の晩餐の壁画を見に。完全予約且つ、1グループ15分間のみと厳しい管理下での鑑賞でしたが、その場だから味わえる絵の奥行きもあって、やっぱり頑張っても見る甲斐はある絵画でした。ディナーはガイドブック推薦のミラノ風カツレツ店へ。すると隣のテーブルのモロッコから来た女性もガイドブックに連れられてきたとのこと。どうやら色んな国のガイドブックで同じお店が紹介されているようです。金融アナリストが忙しすぎて人生が楽しめず、今はNGOとスポンサー企業を繋げるコンサルタントとして活躍しているという彼女 の話にとても惹かれたのは、あと少しで現実が待っているからでしょうか?!
↑地下鉄構内に犬。どうやら地下鉄やレストランも犬同伴可のようです。
Venezia番外編
ヴェネツィアは世界中からのカップルや家族連れで溢れており、宿泊先近くのサンマルコ広場も昼夜問わず、大勢の人で賑わっています。が、朝だけは別。ご婦人&子どもが着替えや化粧に時間が掛かる中「ちょっと散歩してくる。」と殿方が自慢のカメラを持って広場に集まり、カメラとの対話を楽しむ時間のようです。写真への情熱もあるのでしょうが、唯一ゆっくり一人になれるひと時を楽しみたいという深層心理も働いているんじゃないかしら、と毎日アヒルとそそくさと出掛けて行くアヒ男さんを見て思うのでした。
Lido, Murano & Burano
今日から財布担当は交代。ホテルすぐ側のサンマルコ広場、溜め息の橋は昨日見たので、本日は来て早々ですが中心部を離れて島巡り。(財布担当、人混みは出来れば避けたく。)リド島→ムラーノ島→ブラーノ島を訪れました。リド島は、著名人が休暇を楽しむ島と昔何かで見た記憶の通り、細長い島に沿って長いビーチがあり豪邸もちらほら。良い色に焼けたトドもたくさんいました。でも日焼けにあまり興味が無い私たち含め東洋人は、煌々と日が照るビーチにトドが寝そべる様子を写真に収めてそそくさと退散。ムラーノ島はヴェネツィアンガラスの発祥地だけあり、ガラス細工のお土産屋さんが軒を連ねていました。「一緒に日本に行きたいよ。」と言っている置物があったのですが、これからの移動と割れた時の悲しさを考えると購入できず。。その分、ミラノでショッピング三昧します。レース編みが有名というブラーノ島は、鮮やかな色の家が並ぶ小さな島でした。イタリアは日が沈むのが遅いので夜が長い。18:00くらいにサンマルコ広場に戻った後はヴァーカロでお土産の購入ついでにガイドブックに載ってたスプリッツァなるものを一杯嗜み、レアルト橋近くの運河沿いに座ってのんびり。すると目の前で、韓国の学生が運河脇に滑って落ち、iPhoneもポチャリ。そんなハプニングも笑って盛り上がる姿に「そんな時もあったね〜。」と昔の自分を重ねたり。今夜の夕飯はサンマルコ広場で何処かのカフェの演奏を聞きながら、近くのサンドイッチ屋さんで買ったパニーニとお手軽ディナーです。
↑アヒ男さんに似たガラス細工を発見。
↑イタリアは何故かコーラがとても高級。この330mlサイズで¥375(€1=¥150)。
↑ディズニーシーってこんな感じだったような?!
Venezia
今日も早起き。チンクエテッレとはお別れで、6:30の電車でミラノへ戻ってヴェネツィアへ。ヴェネツィア到着は14:00過ぎと完全に移動日でした。良く寝た為か電車に乗っている時間は然程長いと感じませんでしたが、ヴェネツィアの駅からホテルまでのボート移動が思いの外、遠かった。。そしてそんな中で事件発生。アヒ男さんがアヒルならぬカモに。混み合ったボートでアヒル撮影に集中していた際に、恐らく後ろのおばさんがスッと。。総額2万円程でしょうか。気付いて「バッグ開いてる!」と叫んだ時にはおばさん、何食わぬ顔で「触ってないわよ」をアピールしていたのですが、どうやらその前にしっかり後ろポケットの現金を抜いていたようです。もう少し早く気付けば、と思ったり、おばさんを何故問い詰めなかったのか、と悔しい限りですが、カモ本人は「ここで落ち込んではダメだ。こんな時こそ楽しまなくては。」とアヒルを握って超前向き。私はというと、事件のせいか、ヴェネツィアの景色に思った程心弾まず、今日はちょっと盛り下がり気味。。
Cinque Terre
空が若干明るくなった5:30頃に目が覚めてしまったので、昨日のトレッキングコースを通って丘へ上がってみました。高い山々に囲まれているので日の出は見えませんでしたが、段々と朝日に照らされていく山々と海を観賞。日があるのと無いのでは体感温度が全く違うのでウインドブレーカーは手放せません。パン屋さんで買ったご飯を食べてた後、電車の1日券を買ってCinque Terre散策へ。Riomaggiore→Manarola→Cornigliaの順で行くと、残念なことに有名なVia Dell Amore(愛の小道)は何故か閉鎖中。「綺麗な景色はトレッキングコースでたっぷり見たし。」と柵の前で写真を撮って諦めました。其々の村によって、ぎゅっと凝縮された感が強かったり、スイミングスポットだったり、崖の上にあったりと特徴は様々。最後に行ったCornigliaでは人の群れについて行ったらとんでも無い階段を昇ることに。上に着いたら駅からバスがあったことが発覚でやれやれ。。5つ全ての村を見た結果、私のお気に入りはやっぱりVernazza。広さも開放感も1番で、ぼーっと風景を眺めて過ごせる波止場が最高。この波止場、面白いことに、ヨーロピアンは日向を好むので、日陰はいつ行っても空いて、日陰族には嬉しい限り。そしてヨーロピアンの日焼け願望は筋金入り。岩場やコンクリートに寝転がったり水着(ほぼ裸)でハイキングだけでは足りず、電車を待つ間も日当たりの良いベンチを見つけて、できる限り服をまくって”焼き”に励みます。チェリーバニラ&イチゴのジェラートを食べながらVernazzaの街にいると、日本と同じ時間が流れているとはとても信じられないのでした。
Vernazza
早朝から激しい雷と雨。でも今日は今回の旅のメインCinque Terreへ。ちょっとゆっくり7:00に起きて朝食。きっと市販のビスケットとコーヒー程度だろうと期待していなかったら、手作りケーキとクッキーとタルト、卵焼きが並んだ、ホテルのランクにしては素敵な朝食でした。世界遺産Cinque Terre(“5つの村”)は、海岸沿いに作られた5つの漁村の総称で、今回は中でも”らしさ”が色濃いVernazzaを宿泊先に選びました。Vernazzaまでは電車で20分。到着した頃には雨も止み、何だか良さそうな雲行きに。絵に描いたような街並みに惚れ惚れしながら、ピザを片手に海岸でランチ。その後ちょっと山を登ってみようと上へ上がって行くとトレッキングコース発見。正式には今日は閉鎖と言われただけあって、今朝の雨で足下が悪いところもありましたが、高い所から真っ青な海が広がる絶景を独り占めできるのが楽しくてどんどん歩いてしまい、結局、隣の村Monterosso del Mareまで、2時間ちょいの山歩きを楽しみました。晴れてくれたことに感謝!因みにこのコース、Monterosso側は階段が多いので、階段を昇るのが苦手な人は、Vernazzaからスタートするにがお勧めです。
La Spezia&Portovenere
起床5:00。ホテル滞在は僅か6時間。出発前に「これなら空港1泊もあり?」なんて思いも一瞬過ぎりましたが、やっぱりベッドで寝れるのは重要。短時間でも爆睡したお陰で大分復活しました。
今日の日程は、空港→Milano Centrale→La Spezia⇄Portovenere。空港でチケットを購入していると「ミラノ行き電車は昨日の9:00から今日の12:00までストライキで止まっているよ。あのバスなら1人9€でミラノへ行けるよ。」とおじさんが現れました。昨年のタイの嘘つきおじさんと同じパターンか?!でもストライキはよくあると聞いているし、、と葛藤しつつ、取りあえず、プラットホームに行ってみると、乗りたい電車は目の前に。再度チケットを買う際に対面したおじさんに状況を伝えると、「あ〜、その電車は動いているよ。」だそうな。どうやらストライキは本当で、確かに止まっている会社がある様子。とはいえ、最小限の情報でやりくりする旅行者には、全くありがた迷惑な情報でした。。
ストライキのため40分程の遅れでLa Speziaに到着。付近でランチをしてから、フェリーでPortovenereへ。海岸は快晴の中、海を楽しむ人たちで大賑わい。思ったよりも人が多くてビックリしましたが、イタリア到着を噛み締めながら、綺麗な海と可愛い街並みと岩場に寝転がるトド達をのんびりと堪能。