Pearl Harbor

1941/12/8は、真珠湾攻撃の日。もちろん、私自身は生まれる前の出来事ですので、教科書で学んだ限りの情報しか持っていません。でも、アメリカで過ごしたこの日は、ちょっとしたほろ苦い思い出です。

American historyという授業の中で、第二次世界大戦のページが来る日を恐れていました。Pearl Harborと先生が読み上げるだけで、責められている気がし、「日本人として真珠湾攻撃をどう思うのか、と聞かれたらどうしよう」なんてことを考えていました。原爆を2つも落とした国に対して、引け目を感じるという不思議な話ですが、「アメリカは原爆で戦争を終わらせてやった」という集団理論に勝てる気はせず。

そんな不安を抱えて過ごす中で、もうすぐやってくる12/8に気分は更に落ち込み、ホームステイ先で、遂にそんな不安を打ち明けました。その結果、ホストファーザーは「気にすることはない。」という励ましをくれつつも、「本当に嫌なら、12/8は休んでも良い。」と救いの手を差し伸べてくれました。(その代わり、週末はボランティア活動に行くことが条件でしたが。)

病気でもないのに休む自身の弱さに後ろめたさを感じつつも、結局、12/8は学校を休みました。あとで聞いた話では、当日はお昼の校内放送で、その話題に触れていた程度で、その他は特に変わった様子は無かったとのこと。

今では、「あの日ちょっと頑張れば学校行けたよなぁ」とか、「そんな小さいことで悩むか」とか、ツッコミ満載ですが、そんな繊細な自分も含め、懐かしい思い出です。