空が若干明るくなった5:30頃に目が覚めてしまったので、昨日のトレッキングコースを通って丘へ上がってみました。高い山々に囲まれているので日の出は見えませんでしたが、段々と朝日に照らされていく山々と海を観賞。日があるのと無いのでは体感温度が全く違うのでウインドブレーカーは手放せません。パン屋さんで買ったご飯を食べてた後、電車の1日券を買ってCinque Terre散策へ。Riomaggiore→Manarola→Cornigliaの順で行くと、残念なことに有名なVia Dell Amore(愛の小道)は何故か閉鎖中。「綺麗な景色はトレッキングコースでたっぷり見たし。」と柵の前で写真を撮って諦めました。其々の村によって、ぎゅっと凝縮された感が強かったり、スイミングスポットだったり、崖の上にあったりと特徴は様々。最後に行ったCornigliaでは人の群れについて行ったらとんでも無い階段を昇ることに。上に着いたら駅からバスがあったことが発覚でやれやれ。。5つ全ての村を見た結果、私のお気に入りはやっぱりVernazza。広さも開放感も1番で、ぼーっと風景を眺めて過ごせる波止場が最高。この波止場、面白いことに、ヨーロピアンは日向を好むので、日陰はいつ行っても空いて、日陰族には嬉しい限り。そしてヨーロピアンの日焼け願望は筋金入り。岩場やコンクリートに寝転がったり水着(ほぼ裸)でハイキングだけでは足りず、電車を待つ間も日当たりの良いベンチを見つけて、できる限り服をまくって”焼き”に励みます。チェリーバニラ&イチゴのジェラートを食べながらVernazzaの街にいると、日本と同じ時間が流れているとはとても信じられないのでした。
Vernazza
早朝から激しい雷と雨。でも今日は今回の旅のメインCinque Terreへ。ちょっとゆっくり7:00に起きて朝食。きっと市販のビスケットとコーヒー程度だろうと期待していなかったら、手作りケーキとクッキーとタルト、卵焼きが並んだ、ホテルのランクにしては素敵な朝食でした。世界遺産Cinque Terre(“5つの村”)は、海岸沿いに作られた5つの漁村の総称で、今回は中でも”らしさ”が色濃いVernazzaを宿泊先に選びました。Vernazzaまでは電車で20分。到着した頃には雨も止み、何だか良さそうな雲行きに。絵に描いたような街並みに惚れ惚れしながら、ピザを片手に海岸でランチ。その後ちょっと山を登ってみようと上へ上がって行くとトレッキングコース発見。正式には今日は閉鎖と言われただけあって、今朝の雨で足下が悪いところもありましたが、高い所から真っ青な海が広がる絶景を独り占めできるのが楽しくてどんどん歩いてしまい、結局、隣の村Monterosso del Mareまで、2時間ちょいの山歩きを楽しみました。晴れてくれたことに感謝!因みにこのコース、Monterosso側は階段が多いので、階段を昇るのが苦手な人は、Vernazzaからスタートするにがお勧めです。
La Spezia&Portovenere
起床5:00。ホテル滞在は僅か6時間。出発前に「これなら空港1泊もあり?」なんて思いも一瞬過ぎりましたが、やっぱりベッドで寝れるのは重要。短時間でも爆睡したお陰で大分復活しました。
今日の日程は、空港→Milano Centrale→La Spezia⇄Portovenere。空港でチケットを購入していると「ミラノ行き電車は昨日の9:00から今日の12:00までストライキで止まっているよ。あのバスなら1人9€でミラノへ行けるよ。」とおじさんが現れました。昨年のタイの嘘つきおじさんと同じパターンか?!でもストライキはよくあると聞いているし、、と葛藤しつつ、取りあえず、プラットホームに行ってみると、乗りたい電車は目の前に。再度チケットを買う際に対面したおじさんに状況を伝えると、「あ〜、その電車は動いているよ。」だそうな。どうやらストライキは本当で、確かに止まっている会社がある様子。とはいえ、最小限の情報でやりくりする旅行者には、全くありがた迷惑な情報でした。。
ストライキのため40分程の遅れでLa Speziaに到着。付近でランチをしてから、フェリーでPortovenereへ。海岸は快晴の中、海を楽しむ人たちで大賑わい。思ったよりも人が多くてビックリしましたが、イタリア到着を噛み締めながら、綺麗な海と可愛い街並みと岩場に寝転がるトド達をのんびりと堪能。