ロンドンあれこれ

僅かな滞在期間ではありましたが、実際行ってみるまで分からなかった発見が沢山ありました。正に『百聞は一見に如かず』。

  • 世界第2位の国際観光都市ロンドン。外国人旅行者が年間1460万人(2010年時点)とパリに次いで多いとのことで、観光名所はどこも大賑わい。(東京は594万人)
  • 地下鉄とバスの公共交通網が発達。時々想定外の運行停止がありますが、観光にとても便利。
  • 街は完全に多民族化。観光客に加えて旧植民地諸国からの移民や、欧州連合諸国からの長期滞在者などが溢れ、英語以外の言語が飛び交っていました。
  • 緑の芝が広がる公園が点在。都会も自然も楽しめて贅沢な気分に。
  • ラバーダッキーが多出。ユニオンジャック、衛兵、王様/姫など色んなバージョンがあり、中にはちょっと無理があるものも

今回の旅行では回れなかったところも多く、まだまだ見所満載のロンドン。外国人慣れした街は観光客にとって動き易く、また是非訪れたい街の1つとなりました。

大英博物館 etc.

充実したコレクションで有名な大英博物館へ。
絵画同様、歴史がとにかく苦手な私でも楽しめるか僅かに不安だったのですが、心配無用でした。巨大なエジプト遺跡、時代別ミイラの数々、パルテノン神殿の彫刻、ダイヤが散りばめられた王家のティアラ、謎の多いモアイ像など、どれも実物を目にしていることが信じられない物ばかり。見たかったリーディングルーム(reading room)は、2年前から一般公開を中止とのことで残念でしたが、この博物館は必見です。

Assyrian Protective Spirit 王の間の扉を守る鹿を持つ守護神(Protective spirit carrying a deer, guarded one of the doors to the royal throne room, Nimrud (northwest palace) Assyrian, ca 865-860 BC)
Akhmim Mummy Cases エジプト アフミームのミイラの棺(Mummy cases from a tomb at Akhmim Egypt, dating from 1st century BC to early 1st century AD)
The Coronation of Haile Selassie 皇帝ハイレ・セラシエの戴冠式(The Coronation of Haile Selassie, Ethiopia 1930)

たっぷり3時間見て回った後は、一昨日に続いて再び、ミュージカルの当日チケット入手に挑戦。ところが、Tktsでも劇場窓口でも入手できず、ミュージカル鑑賞は残念ながら断念。

気分一転、のんびりとハイドパーク(Hyde Park)を散策。NYのセントラルパークのような広さを誇る公園で、この季節は、緑の芝に落ちた木の実を、リスがせっせと集めて冬支度していました。地元の人も多く、木製の足漕ぎバイク(イメージ例)で遊んでいる子を何人か見かけました。バランス感覚が鍛えられそう。

公園を抜けて、老舗ハロッズを見物。閉店間近で少ししか見ていませんが、食料品コーナーの店員さんがカンカン帽を被っているなど、格があってお洒落なお店で、大繁盛していました。

旅の締めは映画『ジョニー・イングリッシュ・リボーン(Johnny English Reborn)』を観賞。Mr. Beanで知られたローワン アトキンソンが出演中で、イギリスでも10/7に公開されたばかり※。彼のライブビデオを持つファンとしては、駅で広告を見て以来、時間が許すのならば何とか見たくて、帰ろうかモードのアヒ男さんを引き止めて映画館へ。映画が始まると映画館は爆笑に包まれ、アヒ男さんも大満足。とっても愉快な締めとなりました。
※日本での公開は、2012年詳細未定とのことです。

Hyde Park
Harrods

市内観光&Dinner

今日は、じっくり下調べをしたアヒ男さんの案内でロンドン中心部を観光。
主な訪問場所は;
国会議事堂(ビックベン)~ウエストミンスター寺院~セントジェームスパーク~バッキンガム宮殿 w/ 衛兵交代式~ピカデリーサーカス~タワーブリッジ~テムズ川沿い~ロンドンブリッジ~コベントガーデン、など。
ビックベンを見た瞬間、「ロンドンに来た!」という実感で二人ともニンマリ。周りも、叫ぶ人、飛び上がる人、早速、団体写真を撮る人など、皆夫々に気分上々、自由に感動を表現していました。
公園でアヒルを片手に写真を撮ってたアヒ男さん、気づくと足下では本物のアヒルがご挨拶。どうやら食べ物だと思ったようで、一口味見して帰っていきました。

夜は、友人&その御家族と、エンジェル駅近くでお食事。
ロンドンなのに、友人の顔を見た瞬間、記憶は遡り、いつも待ち合わせに使っていた仙台駅の政宗像前を錯覚:)。クラシックな雰囲気のガストロ・パブのゆったりした革ソファで話をしていると、時間の経過が速いこと。美味しいバーガーとエールを囲んで話題は尽きず、あっという間の3時間でした。遅くまでお付き合い頂いた、ご主人と姫君達に感謝!

Westminster Abbey
Buckingham
TowerBridge
BigBen
Duck in St. James

コッツウォルズ&ナショナル・ギャラリー

Bibury

今回の旅行は、ロンドンから2時間程離れたところにある、コッツウォルズ(Cotswolds)地方の一日バスツアー付き。その名も「憧れのコッツウォルズハイライト周遊」。
このツアーでは、石灰岩で出来たハチミツ色の家々が並ぶ小さな街を巡ります。
丘の傾斜が美しいバーフォード(Burford)、William Morrisが絶賛したバイブリー(Bibury)、カフェやパブが小川を囲むボートン・オン・ザ・ウォーター(Bourton-on-the-Water)、可愛い絵本や雑貨屋があるブロードウェイ(Broadway)と、どの街も古き良き雰囲気を残しつつ、素敵な庭があったりカモがのんびり泳いでいたりと絵に描いたような可愛らしさで、気が付けばカメラのメモリカードがいっぱいになっていました。

市内に戻って来たのは、5:30過ぎ。ミュージカルの当日割引チケットに僅かな期待を抱くも、残念ながら手に入らず。
気の向くままに周辺を歩いて行き着いたのは、ナショナルギャラリー。金曜日は夜9:00まで開館とのこと。
オーディオガイドの詳しすぎる程の解説の中、作者不明のThe Wilton Diptychの細工には、絵画に無頓着な私も見入ってしまいました。

ちなみに、ナショナルギャラリーの目の前に広がるトラファルガー広場には、三越でお馴染みのライオンが座っていました。

ロンドン

突然ながら、ロンドンへ行って来ます。
「この前、旅行に行ったばかりじゃ..」と、確かにそうなのですが、入社までの2週間にやりたい事を考えたら、やっぱり行きたいところに行っておかねば、という結論に至りました:)。
当初、一人旅行を計画しようとしたところ、アヒ男さんもプロジェクトが一段落し、同行できるとのこと。
ロンドンは、高校時代の無二の親友が暮らす街。久しぶりに会うことへの楽しみと、初めて訪問する国への期待とで、ワクワクした気分でいっぱいです!